たびシーフォトコンテスト結果発表
旅するシーフードフォトコンテストは、総計134点のご応募をいただきました。
たくさんのご応募誠にありがとうございました。
本フォトコンテストが子どもたちが海に想いを馳せるきっかけになっていれば幸いです。
受賞者の皆さまには副賞の送付、また「旅するエール」コンサートでの作品上映に関して、
後日事務局よりご連絡させていただきます。
グランプリ:釣ったカサゴを一緒に煮付けに🍴 /yuuma7023さま
講評:この写真が特に審査委員の⽬に留まった理由のひとつに、写真としてインパクトが⼤きいという点があります。⼀⾒するとグロテスクにも⾒えるカサゴの顔ですが、何か⼤切なことを語りかけているような、悟りを開いた表情にも⾒えてきます。そして、カサゴの気持ちを受けとめるかのように、正⾯から捉えたストレートなアングルは、お⼦様がしっかりと命と向き合えた証です。
家族で釣りへ⾏き、海から頂戴した命を調理して⾷べる。きっとこの⼯程の中で、楽しさ、驚き、感動など、お⼦様の中で⼼が⼤きく動いた 1 ⽇だったことでしょう。ストレートな写真の中に、⾒えないお⼦様の⼼模様まで伝わるような強いメッセージを感じとれます。
写真の⼿前には、とても美味しそうな煮付けになった⾝の部分が斜めに横たわっています。対⾓構図で、顔の部分と⾝体の部分がバッサリと分割されており、⽣と死という⼆つの世界を感じさせます。先ほどまで海で⽣きていたカサゴの⼒強い眼差しと、その命が綺麗に調理された、いつも⽬にする⾷卓の光景とのギャップがこの写真の⾯⽩さです。
この後、その美味しさにきっと感動したことでしょう。命の⼤切さと家族の思い出が⼀枚の写真に凝縮された素敵な作品でした。
グランプリ副賞
- イオンサステナブル商品
- たびシーの審査委員長である中村卓哉氏(プロカメラマン)による講評
- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影
- 「旅するエール」親子ペアチケット1組、配信チケット1枚
- 株式会社イノカ体験型環境教育プログラム「サンゴ礁ラボ」ミニ体験
準グランプリ:美味しくてついつい!/丸山みなみさま
講評:おばあちゃんの家でお節料理の準備中、妹さんがつまみ⾷いをするさり気ない瞬間を⾒事に捉えた写真です。写されていることも気付かないほど、⿂の味に夢中なのでしょう。声をかけ、ポーズを決めて撮る写真ではなく、⾃然な表情を⼿ぶれすることなく上⼿にスナップしています。
海からきた命をいただく写真は、今回の旅するシーフードフォトコンテストの⼤きなテーマとなっています。演出された写真ではなく、⽇常の何気ないシーンであるということがまず優れた点です。そして、命をいただくことの有り難みが、⼦供の⾷事中の姿を通して伝わる写真だということが⾼評価に繋がりました。さらに、そこにお節という⾷⽂化や家族の物語が映し出された写真だということで、⾒る⼈によって様々なストーリーが想像できます。
「カタクチイワシ(⽥作り)は、昔は⽥んぼの肥料として使われていて、豊作を祈願する⾷べ物なんだよ。」おばあちゃんから、そんな話があったのでしょうか。お⼦様が⼤きくなった時、⽥舎の忘れられない味と共に、ずっと記憶に残る⼤切な⼀枚になることでしょう。
準グランプリ:どれもおいしそう/シロクマぽぽさま
講評:海鮮市場の競りの様⼦をユニークな視点でとらえた写真です。朝市の活気のある様⼦を働く⼈⽬線で寄って撮るのではなく、まるで市場の空間を 2 次元で捉えたような、お⼦様らしい独創的な感性で撮影されています。⾜の踏み場のない⾚い迷路のような中をせり⼈が歩く姿は、どこか⾮現実的な世界にも⾒えます。⼀⾒すると地⾯に並べられた⾚いものが何なのか分かり難いのですが、⽬を凝らしてみると蟹が仰向けに並べられているのだとわかります。まずビジュアルの⾯⽩さに⼼を捕まれ、さらによく観察する事で、様々な情景が⾒えてくるという2つの楽しみ⽅ができる写真です。
写真なので静⽌画ですが、パンと⼿を叩いた次の瞬間、活気あふれる現場の熱気に⼀気に包まれそうな空気感も⼀枚の中に閉じ込めています。せりをする⼈、蟹を真剣に選ぶ⼈、そして観光でこの場所を訪れる⼈、様々な⼈たちがこの場に写っています。
私達の家庭に届く前に、どのような場所から、どのような⼈たちが関わり、⾷卓にシーフードが運ばれてくるのかが伝わる点も、この写真が⾼く評価された理由です。
準グランプリ副賞
- カワスイ 川崎水族館ペア入場券+館内レストランお食事割引券
- たびシーの審査委員長である中村卓哉氏(プロカメラマン)による講評
- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影
- 「旅するエール」親子ペアチケット1組、配信チケット1枚
入選作品
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魚を食べるのも見るのも大好きな子供たち🐟✨ /m_no_koushinさま | お魚さんの命をいただきます /ぽんちゃんさま |
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りーちゃんとお魚 by兄✨ /じゅんちゃんさま | お刺身と恐竜 /小林真尋さま |
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息子と一緒に焼いた海老 ハート…ではなく「おしりみたいー!」と爆笑する4歳✨ /green_peas_さま | 家族で回転すし /ayumoguさま |
「旅するエール」実行委員会特別賞
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末っ子の100日のお祝い魚 /*aiko*さま |
入選副賞
- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影
たくさんのご応募誠にありがとうございました
受賞作品、入選作品は、3月6日に開催されるクラシック×異色コラボのソーシャル・エンターテインメント「クラシカエール旅するエール~Play for the Blue Ocean~」の演出に使用させていただきます。
チケットの購入はこちらから。ぜひご覧ください。
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ぴあから購入現地(ミューザ川崎シンフォニーホール)のご鑑賞チケットをお買い求めの方はこちら |
MUSEMOから購入LIVE配信チケットをお買い求めの方はこちら【2980円】 |
クラウドファンディングMakuakeで応援Makuakeでしか購入できないお得なプランや特別なプランなど多数ご用意 |
「この魚たちはどこから来たのかな?」
身近な食卓からシーフードの旅を想う「たびシー」で海の豊かさを守る大切さを考えてみませんか?
旅するシーフード(たびシー)はキッズカメラマンによる食卓に並ぶ魚たちの「おいしい」「わくわく」の写真を募集するフォトコンテストです。
普段、食卓に並ぶ魚たちは、海や川からやってきています。海が汚れてしまったり、食べるためにたくさん捕まえてしまうと、海の環境が壊れて、魚が泳ぐキレイな海ではなくなってしまいます。「海の豊かさを守ろう」は2030年までの達成を目指す国連の持続可能な開発目標SDGsの1つ。ぜひお子さんと一緒にご参加ください!
「旅するエール~Play for the Blue Ocean」は2022年3月6日(日)にミューザ川崎(神奈川県)で開催される海がテーマのソーシャル・エンターテインメント。
プロジェクション・マッピング、人工知能(AI)、拡張現実(AR)などの最新テクノロジーとクラシック音楽のオーケストラが融合した新感覚コンサートです。
応募期間:2021 年 12 月 6 日(月)~2022 年 1 月 6 日(木)
※フォトコンテストの募集は終了しました
結果発表:2022 年 2 月 6 日(日)(こちらのサイトにて発表いたします)
応募資格:撮影者が4歳~12歳であること。投稿は必ず保護者や教員など成人の方が行ってください。
作品テーマ:食卓の身近な海産物
応募上の注意:応募は必ず応募規約に同意の上、行ってください。
こちらの応募フォームの案内に従ってご応募ください。
①旅するシーフード公式アカウント(Instagram・Facebook ・Twitter・のいずれか)をフォローしてください。
②20 文字程度の応募写真の説明文 ( キャプション ) と「#たびシー」のハッシュタグをつけて投稿してください。
※公開アカウントのみが対象です。
※応募前に「応募規約」をご覧ください。
<審査基準>
・海のいのちの大切さが伝わる写真であること
・海産物と人との関わりが見えるストーリーがあること
・見る人の共感を呼ぶ写真であること
受賞・入選作品は公式サイトで公開します。また「旅するエール~Play for the Blue Ocean」の当日、ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県川崎市)でオーケストラの生演奏に合わせて大画面で投影します。
コンサート中に投影された作品はオンラインでも配信されます。
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- イオンサステナブル商品詰め合わせ
- たびシーの審査委員長である中村卓哉氏(プロカメラマン)による講評
- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影
- 「旅するエール」親子ペアチケット1組、配信チケット1枚
- 株式会社イノカ体験型環境教育プログラム「サンゴ礁ラボ」ミニ体験
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- カワスイ 川崎水族館ペア入場券+館内レストランお食事割引券
- たびシーの審査委員長である中村卓哉氏(プロカメラマン)による講評
- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影
- 「旅するエール」親子ペアチケット1組、配信チケット1枚
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- ソーシャル・エンタメ「旅するエール」でオーケストラとともに大画面投影 ※入選は数点を予定
審査委員長1名、審査委員4名(五十音順)

水中写真家。10歳の時にダイビングと出会い海中世界の虜となる。ライフワークの辺野古の海へは20年以上撮影で通い続けている。海中の命のドラマをテーマにコラムなどの執筆や講演等を行う。イベントへの出演を通じて、海の環境問題について言及する機会も多い。第2回日本写真絵本大賞優秀賞。公益社団法人日本写真家協会会員。主著に『海の辞典』(雷鳥社)、『辺野古—海と森がつなぐ命』(クレヴィス)他。

株式会社ベネッセコーポレーション 大学・社会人事業開発部 行政・大学事業責任者。元NPO法人TABLE FOR TWO International CMO。2007年より日産自動車にてグローバル・マーケティングリサーチ業務に従事。マーケティングの力で社会を良くする仕組みづくりを目指し、2015年よりTABLE FOR TWOに参画。ソーシャル・マーケティング施策「おにぎりアクション」を立ち上げる。アジア・マーケティング3.0アワード大賞を日本人として初めて受賞。2020年8月より現職。

株式会社イノカ 代表取締役。東京大学工学部を卒業、同大学院暦本純一研究室で機械学習を用いた楽器の練習支援の研究を行う。在学時代にはハードウェアの開発会社を設立し、2019年4月に株式会社イノカを設立。「自然の価値を探求し、科学技術を発展させる」をビジョンに掲げ、サンゴ礁生態系を都心に再現する独自の「環境移送技術」を活用し、大企業と協同でサンゴ礁生態系の保全・教育・研究を行っている。2021年10月より一般財団法人 ロートこどもみらい財団 理事に就任。
同年、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」に選出。

AP通信社 東京支局にて、海外広報サービスを担当。海外メディアが興味を持つ目線で、コンサルティング・コンテンツ制作などを行い、世界に発信するお手伝いをしている。シンガポールで約8年在住及び勤務経験。総合旅行業務取扱管理者、一級小型船舶操縦免許を保有し、休暇には東京湾や瀬戸内海を楽しむ。趣味はピアノと旅行。香川県出身。高祖父の津田弘道は、明治政府に任命され、日本最初の世界周遊海外視察に派遣されている。

早稲田大学ビジネススクール(WBS)で経営学を学ぶ傍ら、形成外科・美容外科医の側面と卸売業の三足の草鞋を併せ持つ。父の影響で小さい頃から海へ行くことが習慣となっており、ダイビングや小型船舶の免許も取得。 福岡大学で医学を学び、形成外科医として北里大学で「美」を意識した診療を行う。海へと懸ける思いを胸に今回の『旅するシーフード』フォトコンテストの企画・プロデューサーを行い、『旅するエール~Play For the Blue Ocean~』ではプロデューサーを務める。